宇部市小串にある宗隣寺は、県内最古の庭園「竜心庭(りゅうしんてい)」で知られるお寺です。

とても美しく貴重なお庭を拝観できるスポット。国の名勝にも指定されています。
ずっと気になっていたので、行ってきました!

なんたん
なんたん
静かなお庭をのんびり拝観してきました。心癒される場所でした
つぶた
つぶた
こんな落ち着けるスポットがあったとは…。紅葉時期にまた行きたいな^^
この記事では、宗隣寺庭園の歴史や特徴、実際行ってきた様子、場所や駐車場などをご紹介します。

宗隣寺庭園・アクセス、駐車場など

所在地 宇部市大字小串210
問合せ先 ☎0836-21-1087(社務所)
営業時間 9時~17時
拝観料 300円(学生250円)
駐車場 あり(無料/20台ぐらい)
駐車場そばにトイレあり
アクセス 山陽自動車道宇部I.Cから車で10分
宇部新川駅から車で7~8分
なんたん
なんたん
周辺道路に「宗隣寺庭園」の案内看板が出ているので、目印になりますよ

真締川沿いの道路から参道に入って行き止まると、右側に駐車場へ登る坂道があります。

(駐車場案内板があります)

坂を登ると砂利敷きの駐車場です。

つぶた
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駐車場は楼門の右脇あたりになります

なんたん
なんたん
庭園があるのは本堂の北側(背後)。
受付を済ませたあと、靴を脱いでスリッパに履き替え、本堂の裏へ回ります

宗隣寺庭園の歴史、特長は

宗隣寺庭園は竜心庭(りゅうしんてい)と呼ばれる、築山(つきやま)と池を組み合わせた庭。

県内最古の庭といわれ、国指定の名勝に指定されています。

この庭は、宗隣寺ができる前からあったもので、宗隣寺の前にあった普済寺(ふさいじ)の池や庭を、のちに改修したものと考えられています。

竜心庭に似た庭園として、14世紀につくられた京都の知恩院、南禅寺の庭園があるため、この庭の原型も14世紀(南北朝時代)に造られたと考えられているそうです。

竜心庭の特色は、石の並べ方にあるのだとか。

特色のひとつは、夜泊石(よどまりいし)。
8個の石を二列に配置して、蓬莱へ宝を求めに向かう海に停泊している船の姿を現しているものです。

もうひとつは干潟様(ひがたよう)。
池の浅瀬に小石を敷いて浅瀬を作り、潮の満ち引きを表現しているもの。

とくに干潟様は「時間と空間の美を創り出した作庭上の理想」とされていて、現存するものでは岩手県平泉の毛越寺と宗隣寺のみ!
庭園史上貴重な遺構なのだそうですよ!

つぶた
つぶた
夜泊石は池の中の石だからわかるけど、干潟様はよくわからなかった…泣
なんたん
なんたん
また行ってみましょ!

宗隣寺庭園・見てきた感想は

行ってみたのは9月上旬。
緑が鮮やかで、眩しい日差しがふり注ぐ静かな空間に、蝉の鳴き声が響き渡っていました。

放送でお庭の解説が流れるのですが、よく聞き取れず…。
パンフレットがあったら、読みながらお庭をじっくり眺められたかもしれません。

ですが、お庭についてよくわからずとも、すばらしさを見て感じることができました^^

欄干から足を投げ出せる箇所があるので、座ってただ、ボーっとお庭を眺める…。

無心になって、庭と一体化したような気分になれました。


南北朝時代の方も、その後の時代にこの庭を訪れた方々も、こうしてお庭を見て心落ち着く時間を過ごしていたのでしょうか。なんだか不思議ですね。

なんたん
なんたん
このお庭は紅葉スポットとしても知られるスポット。
つぎは秋に足を運びたいです!

宗隣寺の歴史

もともとは、777年(宝亀8年)、唐からやってきた為光(威光)和尚が、松江山普済寺(ふさいじ)として創建したと伝えられています。

その後、1670年(寛文10年)、宇部の領主となった萩藩の家老・福原広俊が父の菩提を弔うため、当時荒れて廃れていた普済寺の地に宗隣寺を建立。

現在の宗隣寺は観音霊場の第18番(本尊如意輪観音)札所で、観音信仰の聖地として多くの参拝者を集めています。

まとめ

山口県内最古の庭園といわれる、宗隣寺庭園をご紹介しました。

事前勉強不足で、お庭を見てもその特長がよくわからないままでしたが、見ているだけでも癒されるお庭でした。

普済寺から宗隣寺へ場所と庭が引き継がれ、現在こうして貴重な名勝として見させていただけるのはありがたいことですね。

四季折々、さまざまな表情の宗隣寺庭園を見てみたいです^^

■宗隣寺から車で2分の場所にある、おはぎがおいしい古民家カフェ「かまたの恵」もどうぞ。
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■宗隣寺から車で10分。西宮八幡宮はこちらで紹介しています。
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